視覚デザイン学科では、幅広い分野の授業が開講されている。それらの授業ではどのような作品が制作されているのか、一部を紹介。

視覚基礎演習

この授業では、視覚デザイン領域をマルチに学ぶことができる。様々な課題を通してより多角的な視点を探求する。
JAGDA学生グランプリ

JAGDA(公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会)は、故・亀倉雄策らを中心に設立され約3,000名の会員を擁する日本で唯一のグラフィックデザイナーの全国組織です。2018年度のテーマは「手」。

>>JAGDA学生グランプリ2018
 
パッケージデザイン

昨年度は「これまでになかったお米の販売方法を提案する。」をテーマに、パッケージデザインをメインに販促物を制作。

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タイポグラフィ

デザインにおいて欠かすことのできない文字を各課題を実験的に取り組むことで、文字の基礎デザインスキルだけでなく応用力も身に付けることができる。
NIDポスター

前期後期授業が開講されている。デザインの始めは主に手作業から進めデジタルへというプロセスがほとんどである。後期の授業では、前期授業の文字組みの基礎トレーニングをより具体的なデザイン作業へと展開する。

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DTP

前期のタイポグラフィ基礎を履修した者が履修可能。新聞や雑誌等の出版物における基礎デザイン知識を修得し、美しいレイアウトデザインについて学ぶ。
Desk Top Publishing

DTPとはDeskTopPublishing(卓上出版)を意味し、新聞・雑誌・小説等のレイアウト・組版のような編集作業をパソコン上で行い、出力することです。日本語の組版の基礎を学び、インデザインを用いて、デザイン作業を行います。

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卒業生に聞く

視覚デザイン学科の魅力

-Profile-

高野円香:新潟県出身。長岡造形大学視覚デザイン学科卒業生。現在本校視覚デザイン学科担当教務補助職員を務める。卒業制作は優秀賞を受賞。

Q.高校生の頃どんなことをしていた?

A.友だちとおいしいご飯やさんを巡ったり、 変な動画を撮ってみんなで見せあったりしていました。 靴下何枚履けるかチャレンジで優勝した友だちが 今や2児の母で動揺が隠せないです。

Q.受験期の思い出

A.マヤ文明の予言を信じて、全く受験勉強しないでいたら 担任に呼び出されたことがあります。 「でも来年人類滅亡するらしいですよ」とへらへら答えたら 超音波を出されて怒られました。

Q.教務補助職員になったきっかけ

A.前任の教務補助職員さんから求人をしていることを拝聴したこと。

Q.視覚デザイン学科の良いところは

A.とても賑やかで面白い人が多いところ。

 

Q.大学生の時どんなアルバイトをしていた?

A.映画館のチケット販売・ショップ・フードコートを担当していました。 4年時は、卒業研究費用のために道路の交通整備等もしました。 危ないからお時給が良いしムキムキなおじさんとお話し出来て楽しかったけれど、 とても寒かったからもうやりたくない。

Q.学生時代思入れ深い作品

A.やはり1年間通して制作をした卒業研究に思い入れがあります。 その時にお世話になった方達とは今でも交流があるし、 自分にとっても地元の素敵なところを改めて学べる良い経験になったと感じています。 大変だったけれど、思い返すと取材日・撮影日は楽しくて毎日笑っていたなあ〜。

Q.卒業研究は何を研究した?

A.長岡市小国地域で生産されている“小国和紙”の工房で1年間密着取材・撮影をさせていただき 地元文化のPRも兼ねたドキュメンタリー映像を制作しました。

Q.今映像を撮るなら何を被写体にする?

A.講義中や街中で居眠りしている人を被写体にタイムラプスで撮影したら面白そうだな〜と考えています。 プライバシー関係で難しいと思いますが、 もう、見事なヘドバンしている人を見るとものすごく記録したくなります。

Q.自分以外の生徒で印象的な作品

A.同期も先輩も後輩も、今の学生さんも みんなわたしだったら絶対作れない!!という素敵な作品ばかりです。 年々クオリティが高くなっていて、賞賛しかないです。 最近だと、巨大なオルゴールを作っている視覚の学生さんがいて もはや視覚の域を飛び出していて、他学科の先生がたや事務局の方も興味を示していたので 学科に拘束されないとても良い傾向だな!と感じました。

Q.写真映像分野を目指す高校生に一言

A.自分の個性を出せるだけでなく、 自分一人だけでは制作が出来ないのでいろいろな人に携わり、 新しい知識を身につけることが出来る分野だと思います。 機材の操作や著作権関係等、覚えることはたくさんあるし 制作していくうちに周りの人と分かりあえない部分もでてきて悩むこともあると思いますが、 その分きっと自分に自信をつけることが出来る場所です。 撮影や制作の経験がなくても全然大丈夫! ぜひ、周りの人も巻き込んで自分のやりたいこと魅せたいことを写真・映像で発信していってください!